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 自然療法は代替医療の中で比較的最近の医療法と言っても間違いではありませんが、自然療法の根源は2000年以上の歴史を持つ欧州の伝統的医療である“Nature Cure(自然治療)”にあります。 その原則は西洋医学の父として知られているヒポクラテス(B.C.400年ごろ)の哲学から生まれています。

 古くから、欧州の各地では様々な自然治療がありました。
 温泉や冷水を使った水治療法から欧州風の漢方薬(薬草・ハーブ)や運動療法(ライフスタイル療法)そしてドイツで始まったホメオパシー療法などがあります。  

 1900年ごろに統一されたこの療法はアメリカでもドイツ人医師ベネディクト・ラスト氏により「ナチュロパシー」と名付けられアメリカ中に広められました。ラスト氏はアメリカにおいて、自然療法専門大学を創立するなど自然療法の教育制度を整えました。
  1920年ごろまでにアメリカ中で認められ、複数の自然療法治療専門大学が設立され、何千人の自然療法専門医師が数多くの患者を診察していました。
  しかし、製薬研究の発展とそしてその経済的、政治的な影響により、自然療法の良さが一時的に忘れられておりましたが、1970代からアメリカ国民が現代西洋医学に幻滅を覚えて、再び自然療法が復活してその研究と臨床的利用が普及してきました。
 ラスト氏の努力により、自然療法はアメリカに根付き、現在まで発展していると言っても過言ではありません。

  現在アメリカで自然療法医師は実際臨床現場でも、自然療法に関する研究現場でも、補完代替医療の前線で先導しています。
  1992年に国立衛生研究所が国立補完代替医療センターを設立しました。センターの先導のため、複数の自然療法専門家が選ばれ、アメリカ国内の補完代替医療の研究または今後の医療制度について政府にアドバイスする立場まで認められました。
  15州ならびにワシントンD.C.のコロンビア特別区そしてアメリカ合衆国の領土であるプエルトリコ及び米領ヴァージン諸島においては、自然療法の政府認定医師免許を取得できます。
  他の州や地域においても、自然療法の医師免許法律活動が行われています。
  自然療法専門大学院プログラムを提供している大学はアメリカに5つあります。また、カナダにも2つの専門大学院プログラムがあります。自然療法医学はこれからもますます発展を期待できます。

詳しく知りたい方は以下のリンク(英語のみ)をクリック:
Bastyr University
American Association of Naturopathic Physicians